変態宣言
sideゆか


「は・・・・?」


私は何を言われたか理解ができなくて、呆けた。


目の前にいるのはこの学校の全女子の憧れのまとの生徒会長様。


あのクールな目がたまらない!!と女子の瞳をハートにさせるお方。


そんな方があんなことを言うはずがない!そう自分に何回も言い聞かせた。


「あの・・・生徒会長様、もう一回お願いします」

「匂いをかがせろ。お前の顔からしてきっとさぞかし臭いにおいがしそうだな!!」


その言葉で私は白目をむいた。


ああ・・・私の王子様が・・・・


暗くなる意識の中、それが私の最後の言葉だった。
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