いつか甘えて
確かに、昨日こんなことあったけど・・・




「俺のためにやってくれたの?」


「だったら、他に何があるんだよ!!」




やばい・・・鮎沢、本当に泣きそうだ。




「ちょっ、碓氷?」




俺は鮎沢を優しく抱き締めた。





「ごめんね。覚えていてくれたのに」


「恥ずかしい思いしながらやったのに・・・」


「本当にごめんね。でも、もう鮎沢は俺に甘えなくていいよ」


「なんでだ?」


なんでだって・・・まったく無自覚なんだから・・・・・


「甘える鮎沢も可愛いけど、素直じゃない、いつもの鮎沢の方がもっと可愛いからv」


「なっ・・・!!///甘えなければよかった!!」


「そんなことないよ。いきなり甘えてきたからびっくりしたけど、あんな可愛い鮎沢・・見れてよかったよv」


「最初から、それが目的だったのか・・・!」


「さぁ~それはどうだろうね?」


「碓氷のアホー!!!」





美咲の強烈なパンチが碓氷の頭に真っ直ぐ振り下ろされたのは言うまでもなかった。


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