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私たちが振り返ると、これまた美形男子。



客野くんより少しだけ背が低く、スラッとしてる。



クスッと笑った顔が可愛い…。




「「誰?」」


美奈と紗代が彼を見て首を傾げた。



「俺は晃平のツレ。名前は新田美月。」



ツレ‥。



「新田くんは客野くんを待ってるの?」



「ん。でも待つのだるいし、今からどっか行かない?」



「えっ‥!」



私は美奈と紗代を見た。




「私帰るね。」



「私も。じゃあね、丗那。」



美奈と紗代は薄情者だぁ‥。



私は二人の背中を見てそう心の中で呟いた。




「てか、君名前は?」



私はビクッとなり振り返った。




「私?」



「他にいないじゃん。」




ですよね。
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