nINe
「丗那笑ってよ。」


「そうそう。今から丗那の奢りでカラオケだし。」


「っ!!」


二人はあはははっと笑って歩いて行く。



私は二人の背中を見ていた。



「丗那、良いツレもったな。」


クスッと笑って晃平も歩き出す。



「あっ!待ってよ!」



私は3人の後を追った。




ちょっと待った。



私の奢りって‥まぁ、いっか、迷惑かけたし。



でもお金足りるかな…。




それから他のメンバーも呼んでカラオケをした。



もちろんお金は足りなくて、割り勘にしてもらった。



今度3人には何か奢ろう。







その数日後、和華と有加は被害届を出し、先輩たちは処分を受けた。












――――――――――――
――――――‥
先輩のことは片付いたものの、晃平との関係はまだ友達止まり。




< 130 / 394 >

この作品をシェア

pagetop