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学祭




私はクラスの手伝いを終え、和華と二人昼からフリー。



「どこ行く?」


「3-2行くよ!」


そう言って和華は私の腕を引いた。



「え?和華??」



和華を見るとルンルン。


3-2って何してるんだっけ?




そして3-2の教室の前に来て私は立ち止まった。



「和華!ほんとに入るの!?」


「当たり前。」


和華は私をグイグイ引っ張る。



そして中に入ってしまった。



「いらっしゃいませ。お二人様ですね?指名はございますか?」



女の先輩が接客をする。



「ないですっ!」


和華は顔を真っ赤にして答える。


「かしこまりました。こちらどうぞ。」


にっこり笑う先輩の後ろを私たちはついて行った。




そして横並びに座らされた。



そして…。



「「いらっしゃいませ。」」



男の人が私たちを挟むように座った。



そう、ここはホストクラブ。




マジですか…。何を話せって言うの!?
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