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二人は手を繋いでる。



「えっ‥純いつの間に!?」


「純の奴やるじゃん。」


「うん。」


私たちは純たちに釘付けになった。



二人は階段を上がっていく。




私と和華は顔を合わせクスッと笑った。



「そっとしておいてあげよ。」


「だね。」


「次どこ行く?」


「体育館行こうよ。」


「うん。」


私たちは体育館に向かった。






体育館に入り、パイプイスに座った。



ステージは劇をやっている。



「お、和華と丗那じゃん。」


振り返ると晃平と春真がいた。



ドキッ‥。



「二人も昼からフリーなの?」


和華が聞くと、二人は私たちを挟むように座った。


私の右隣には晃平///


「サボった。」


春真がニコッと笑う。


「ばぁか、春真本当のこと言うなよ。」


晃平がボソッと呟く。



「本当なんだ。」


私と和華は顔を合わせ笑った。
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