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私は美月の取り皿を自分の前に移動させた。


「おい、丗那こそ独占禁止。」


「ダメ。」


「お前らガキだな。」


そう言ってみんなが笑った。



晃平は戻ってきても、みんなの会話に入ってこなかった。






私は晃平が気になって仕方がなかった。






晃平?





どうして笑わないの?




晃平は無表情で何かを考えてるように見えた。





お開きになったときにはすでに9時を過ぎていた。






晃平とは全然喋れなかった。
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