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年が明け、新学期が始まったとき。


「俺転校する。」



晃平が昼休みに打ち明けたことは衝撃を呼んだ。



「「「はぁあああ!?」」」


「どこに!?」


「いつから!?」



「…アメリカに、4月から。」



晃平は頬杖をついてどこか遠くを見つめていた。



「アメリカ!?」


「何でアメリカなんだよ!?」


「親父がアメリカに支社を置くんだ。それで俺もだってさ。」


晃平は無表情のまま言った。



ヤダよ…。



どうして…?


「晃平だけ残るとかできないの?」


みんなが晃平に質問攻め。



一方私は頭が真っ白になっていた。




何も考えられない。



考えたくもない。



晃平に会えなくなるなんて…。




「…。」



晃平は何も喋らなくなった。
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