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翌日の朝


私は学園に来て真っ先に晃平のクラスに来た。



もう生徒はほとんど来てて賑やかだ。



私は机に突っ伏している晃平の傍に寄った。



私はしゃがんで晃平を見る。



寝てるかな‥。



「晃平?」


反応がない。寝てるのかも‥。



でも言うんだ。



決めたんだもん。



「晃平‥私ね、今まで勇気出なかったの‥。」


「‥。」


「あの‥あのね。私晃平が‥好き。」


心臓バクバクいってる。



「お願い‥行かないで…。」


「…。」



よし、言った!


でも晃平の反応はない…。


それに周りは賑やかだから聞こえてないかもしれない。



でも聞こえてなかったら何度でも言うよ。



「大好き。」



晃平。私晃平が好き。


好きなの。
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