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翌日


私は朝5時半に起きた。


よし、やりますか。



「お母さん、まずは?」











私は手こずりながらも、お弁当を作った。




「できたぁ!」


「上手にできたじゃない。」



ほとんどお母さんにやってもらったけど…。



でもいいね!ドキドキする。


晃平おいしいって言ってくれるかなぁ。



エヘへ。



「丗那、ニヤけてないで早く支度しないと、晃平くん来ちゃうわよ。」


「え‥あ!もうこんな時間!」



私は2階に上がり、準備した。






「行って来まぁす!」


「行ってらっしゃい。」


お母さんに手を振って家を出た。



外に出ると晃平が待っていてくれる。



「おはよっ!」


「おはよ。」


フッと笑う晃平にドキッとしながら、私たちは学園に向かった。
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