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私は晃平の腕の中で眠りついた。



―――――――‥


「「起きろ――――!!!」」


「「…。」」


私はゆっくりと目を開けた。



そこには純と春真がいた。



晃平を見るとうざそうな顔をして私を抱きしめた。


「///」


「お前ら邪魔すんな。」


晃平はボソッと言った。


「バカ。寝過ぎだ。」


「もう3時だぞ?」


「昨日寝れなかったんだから仕方ねぇだろ。」


「…。」


「お前ら昨日どこにいたわけ?」


純が面白そうに笑う。


「「…。」」


「とにかく起きろ。」



春真が私を晃平から引きはがした。



「春真、丗那をとんな。」


「うるせぇ、さっさと起きろ。」


晃平はチッと舌打ちをして起き上がった。


私は立ち上がり、晃平を見た。



晃平は大きな欠伸をして立ち上がった。


「お前らメシどうする?」


「「いらない。」」
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