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「丗那、晃平起こしにいって何で一緒に寝てんだよ。」


春真はフッと笑う。



「う‥つい。」


晃平はクスクス笑う。



私は洗面所に向かった。


後ろから晃平もついてくる。




洗面所の鏡を見ると‥。


「なんか私一日で老けた?」


「ブッ!」



隣で晃平が吹き出す。


「笑わないでよ///」


「昨日のせいだろ。丗那も寝れなかったんだろ?」


「うん。」


晃平は豪快に顔を洗う。










リビングに戻ると、和華と純が普通に話していた。



私は目を逸らし、晃平を見た。



「普通にしろ。」


「‥うん。」


私だけに聞こえるように言った晃平は、何食わぬ顔でソファに座った。




「二人も起きたことだし、何する?」


和華がみんなに問いかける。
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