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和華は至って普通に言うけど‥昨日のこと知ってる私としては…。



なるべく和華を見ないようにしよう。




紗代はハハッと笑うだけ。




どしたんだろ、紗代。




純が戻ってきて、紗代がお風呂に入ったとき。



「純、紗代と何かあったわけ?」


美月が純に問う。



「何もないけど。ただ‥。」


「ただ?」


みんなが純に注目する。



「俺らまだヤったことないんだわ。」


「「「「「っ!!!!」」」」」


「はぁ!?お前ら付き合い長いだろ‥?」


「ん。」


純は呆れたように笑った。



もしかして紗代…。



ううん、絶対晃汰のこと引きずってるんだ。




だから怖いんだよ。



「純今までよく我慢してきたよな。」


美月が真顔で言った。



すると晃平が美月の頭を叩いた。



「ばぁか。」
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