nINe
「俺がお前を捨てられるわけないだろ。」


純が紗代を真っ直ぐ見つめて言った。



「ごめんっ…。」


純は紗代の前にしゃがんで紗代を見上げた。



私は入り口に立ってる晃平のもとに駆け寄った。



「二人きりにしてあげよ。」


「うん。」



私と晃平は部屋を出て、そっとドアを閉めた。




「晃平いつから‥?」


「お前が上がってすぐ。どうせあのこと喋ってんだろうと思って。」



鋭い…。



リビングに二人で入る。


「風呂お前らだけだから。」


春真が私たちに向かって言った。


「ん。丗那、一緒に入るか?」


「イヤ///」


だって一緒に入ったら、エッチなことばっかりしてくるんだもん///



「おいおい、ここもセックスレ「ばぁか。」



そう言って晃平は美月の頭を叩いた。




「丗那は照れてるだけだ。」



「///」



恥ずかしすぎる。






< 350 / 394 >

この作品をシェア

pagetop