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「わかった。言わない。」


有加は諦めたかのように言った。


「美月も。お願い。」


「…わかったよ。」


美月は眉間にシワを寄せ、目を逸らした。



「じゃあ、俺らも寝るか。」


晃平が立ち上がる。



「あ、美奈今日はお姉ちゃんの部屋使って。」


「うん。丗那は?」


「私はここで「俺と寝る。行くぞ丗那。」


「へっ!?///」


私は晃平に手を引かれた。


「春真、俺らはここで寝るか。」


「…。」


美月と春真が顔を合わせた。



「ばぁか。何もしないから布団で寝ろ。」


「「…。」」



本当に何もしない??



私は晃平を見上げた。



「ばぁか。本当にしないから。」


フッと笑う晃平。



「///」


どうして考えてることわかるんだろう///



そしてみんながそれぞれの部屋に入った。




私は晃平に腕枕をされ横になる。
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