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「お前らが寝てから寝るからな。」


美月が右手で頭を支え私たちを見た。



「ばぁか。キス以外はしねぇって。」


「するんじゃん。」


「ヤるよりマシだろ。」


「「「…。」」」



えっと///どっちもどっちかと///



「お前らうるさい。」



春真は目を閉じたままボソッと言った。


「「「…。」」」


電気を消し、みんなが静かになる。



しばらくすると美月と春真から寝息が聞こえた。



すると晃平のスイッチはオンになり///



「っ///」


晃平の唇が私の唇に重なる。



深く。熱く‥。濃厚に///



私は必死に声を押し殺した。



なんか変にドキドキする///




二人きりとはまた違ったドキドキ。



晃平の手が私の背中を這う。



まるでホックを外すんじゃないかって感じに///



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