16番と33番 story1



はっきり覚えてはいないけど

私が自覚したのはその頃だった

その子が好きなんだって

会えなくて寂しくて

話せなくて辛くて

クラスの前を通り過ぎると

その子が知らない人たちと笑ってて

私だけ仲間はずれな気分だった

3組に戻りたいって

泣くほどに願った

あんなに最高なクラスは

もう二度と出会わないだろうと

どうして最悪だと言ってしまったのかと

やり直したいと思い続けた…



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