CL

昇降口編








【たとえば、今日世界が終わるとしたら】



無意識に、左の手で右の腕を擦った。
左手の甲が微かに、キヅキの左腕に触れた。
一瞬だけ感じたぬくもりが、どうしてか酷く、安心した。
こんなに臆病だったっけ、俺。

(本文より)



━ 昇降口編 ━

とある男の子2人の話。






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