狼さまの赤ずきん


「無理。」




はい?!




「…っ離してください!」




あたしは名一杯力を込めたけど男の子の力には勝てなかった。









「お前さ、俺の事覚えてないわけ?」




え?




あたしは首だけクルッと振り向かせたら、そこには悲しそうな男の子の表情があった。
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