狼さまの赤ずきん
狼さまの部屋の中
---只今、りっちゃんの部屋で一人ぼっちです…泣
なぜ、こうなったかと言うと…
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拓海くんと別れた後、りっちゃんはあたしを家まで送ってくれた。
てゆうか、隣だから送るもなにもないんだけどね
「りっちゃん、ありがと」
「おう」
「んじゃまたね」
あたしがそう言って、玄関のドアを開けようとしたら
ガチャッ
「きゃあっ」
「千歳?!」
お…お母さん?!
「お母さん、どうしたの??」
「あ!龍くん一家、隣に引っ越して来たでしょ?それで久しぶり龍ママと話してたら、盛り上がっちゃって…」
「盛り上がっちゃって……?」
嫌な予感が……
これは恋愛小説でよくある、旅行に行ってきますパターンか?!
それで、半同棲みたいなことになって、放送できないような事が?!
「なに1人で百面相してんのよ…じゃなくて龍ママと遊びに行きますっ」
アソビニイキマス…?
ホッ……旅行じゃなくてよかったぁ
「って事で、帰るまで龍くんのお家にいさせてもらってね」
はぁぁぁぁ?!
「あら、龍くんじゃないの!!ってことだから、龍くん、千歳を頼んだわよ。じゃあね!」
いや…あの…お母さん?!!?
行かないでぇぇぇぇ!
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