狼さまの赤ずきん


「てことで、お前作れ。」

りっちゃん…目が…目が怖いです。

しかたないか、あたしもお腹すいたし。


「はい…。じゃあエプロン貸してね。」



「おう。あのへんにあるから取って勝手に使え。」




「はぁーい。あ、ご飯何がい『ハンバーグ。』


りっちゃんも人の話遮ってるじゃん!


てか、ハンバーグって…


意外に可愛い!笑



そんな事を思いながらクスクス笑っていると、



「千歳。」


グイッ



「きゃあっっ」

まさか……まさかまたなのか?!



案の定あたしはキッチンの壁に………



あれ??


壁…じゃない??



あったかいし、トクトクいってる。



……りっちゃんの胸?


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