風神Ⅱ
「な、んで…」
「さぁ、なんでかな」
素直に答えを言わない赤髪に苛立ちが募ってくる。
あたしはしばらくの間黙り込んだ。
そして出てきた結論は…
「ストーカー?」
「こんな状況でよく冗談言えるよな。」
赤髪の冷たい視線と言葉が降ってくる。
あたしは知らず知らずに顔を背けた。
この一カ月半の間に性格が変わってしまっているように思える。
いいことなのか悪いことかは別として。
あたしは頭の中で主にその原因となる四人を思い浮かべる。