人こそ美味 part2
「わっ、あれは硝子の…部屋?」
「今は冷蔵庫だ」
秋菜は巨大冷蔵庫に興味津々だ。
「連れて来た女はこの監禁室に入れて殺す。その後奥の部屋でバラす」
各部屋の扉を指差し説明する。
「真ん中の部屋は?」
説明しなかった部屋の扉を秋菜が指差す。
その部屋には今まで食べた女達の頭蓋骨が、ズラリと並べられている。
「女達の墓場だ。見るか?」
秋菜の顔が露骨に引きつる。
「止めておく」
もう直ぐでお前も仲間入りだ。
「それじゃぁ、その部屋見せてあげる」
俺は監禁室の扉を顎で指す。
「先に言っておくけど、私を殺したらここに警察が来るわよ。家に貴方に殺されたって遺書を書いておいたから」
これはまた…。
「ご丁寧に」