人こそ美味 part2

「ふぁっ……はぁ…ぅあっ……」

クチュクチュと淫らな水音が鉄格子しかない監禁室に響く。

秋菜の顔を見ると欲情した目で見つめられた。

キスをねだっている。

「分かってッ…んっ…るん、だから…ぁあっ…してよ、キスぅ」

口でねだって欲しかった俺は満足して、秋菜にお望みのキスをしてやった。

チュッと軽いキスをしてやる。

「そぅ、じゃッなぃっ」

秋菜は俺の後頭部を押さえて、濃厚なキスをしてきた。

舌が絡み、秋菜の下からとは違う水音が耳を犯す。

唇を離すと銀色の糸が二人の間にキラリと光った。

「今度は私の番」

肩で息をする秋菜は俺の胸を押して起き上がると、その手で俺を押し倒した。

俺の視界には白い天井と唇が艶かしく光る秋菜の顔が映る。

「何してくれる?」

上半身を起こす。

「何して欲しいぃ?」

ニヤリと妖しい笑みを浮かべる秋菜は、俺のYシャツのボタンを上から順に外していく。

キスをしながら手探りで俺の乳首を探し当て、キュッと摘まむ。

その手は腹筋をなぞり、ベルトへと到達する。

カチャカチャとベルトを外され、ズボンと下着を一気に脱がされた。

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