人こそ美味 part2
腹を開いて胸を覆う肋骨を一本ずつ力任せに折り、外していく。
あとは簡単だ。
臓器たちを傷付けないよう慎重に取り出していけばいいだけ。
温かくつやつやとした臓器たちを左手で撫でる。
メスで臓器を切り、一つ一つ腹の中から取り出していく。
臓器の帝王切開。
肺、胃、すい臓、肝臓、小腸、大腸…をトレイに一つずつ乗せて乳房の隣に置いた。
全ての臓器を取り出し空になった女の体。
俺は血でベトベトになった手で中華包丁を取った。
次は体をバラバラにする。
体中の間接部分に中華包丁を当て、上から刃を叩く。
ゴリッと音を立てて手足はバラバラになっていった。
腕は肩、肘、手首で切断して3つの肉の塊にした。
足は付け根、膝、足首で切断し、同じく3つの肉の塊にした。
手足のカラフルな爪はペンチで取った。
胴体はまず縦に半分、三等分に切り、合計6つの塊にした。
骨は全て取り除き、産毛の生える皮膚は全て綺麗に剥がした。
これで女は“佐々木麻央”という名の肉になった。