人こそ美味 part2
俺は一人の時からカニバリズム…人肉を喰らっていた。
そのほとんどが客で、あとはナンパした女。
「てめぇ、いきなりなに」
「それも何人も」
女は俺の言葉に被せ、満足げに言った。
「俺はヤクザだから当たり前だ」
「もし言ってる事が本当なら私は殺されているわ」
「たまたまだ」
「貴方から私の大好きな匂いがする」
「大好きな…匂い?」
女はニヤリと笑った。
「血の匂い」
背中に汗が伝うのが分かった。
「貴方に沁み込んでる」
「…何が望みだ?」
「貴方の殺人現場へ連れてって。話はそれからよ」
俺は女を愛車に乗せ、自宅まで連れて行った。