一目惚れ 〜人生二回目の恋〜
家のすぐ側の公園に
足を運ぶ。
「勝也っおはよ」
元気に声を掛けてきたのは
同じ学校に通う 松本 帆波。
4ヶ月前から付き合ってる
俺の彼女。
「おう.おはよ」
笑顔で近付いてくる帆波に
こっちも笑顔で返す。
学校の日はいつも
この場所で待ち合わせを
して一緒に学校に向かう。
いつものように手を繋ぎ
寄り添って学校に向かう
この道のりが
俺にとってとても幸せな
時間だった。
「なぁ.今日学校も早く終わるしどっか行くか。」
部活もしていない俺は
学校が終わるといつも
こうして友達や帆波と出掛けていた。
「ごめんっ!今日急にバイト入っちゃってすぐ帰らないといけないのっ。ごめんね。」
申し訳なさそうに俺に謝る帆波。
「あー…そっか…」
今日も一日暇かぁ。
そんな事を考えながら俺は答える。