青春しようぜッ!!
「もうやめて!」

もう見てられなかった。
我慢出来なかった。
大声で叫んで声が枯れそうだった。


「しばらく考えてもいいかな? 今日は和志と帰るから・・・」

今はどっちも選べない。
悩むくらい深刻だし・・・。

「菜々が決めるなら俺はずっと待ってる」

翔也は痩せこけた顔で帰って行った。

「俺、菜々と別れるなんて絶対嫌だ」

「今はわかんない・・・和志が好きなのに最近は翔也のことばっか考えちゃう・・・」

泣きそうな表情でいた私を和志は強く抱きしめた。

「もうあいつのことは忘れて 菜々を支えられるのは俺だけだ」


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