青春しようぜッ!!
それから1ヶ月が経ち、俺は参考書を買うために駅前の本屋にいた。

参考書を買って店を出ると菜々と遠野が向こう側から歩いていたのが見えた。



「翔也・・・どうしたの?」

「菜々・・・」

久しぶりに聞いた菜々の声。
俺は我慢出来ずに菜々の肩に触れようとした。
しかし遠野が菜々の前にきて菜々に触れようとした手を払った。

「俺の彼女に触るな」

遠野の目は真剣だった。
俺も負けずに気持ちをぶつけた。

「菜々、やっぱり俺菜々が忘れられない 優加とは別れた だからやり直せないか?」

「今更なんだよ! 菜々は俺の彼女だ! 帰れよ」

こんな所で言い合いしたくなかったがついしてしまった。


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