青春しようぜッ!!
翌日。

私は学校の休み時間に明理と裕太に手紙を見せて私の過去を話した。


「私だけで引っ越しの手伝い不安なんだ 明理と裕太も来てくれない?」

「菜々が怯える気持ちわかるよ 一緒についててあげる」


明理は優しく私の肩を握りしめた。

「俺もいいぜ 大切なダチの為だし♪」

相変わらず裕太はこのテンションだけど。


そして引越しの日。

「どうしよ〜! 久しぶりに会うから緊張しちゃうよ!」

頭ん中はそれでいっぱいだった。

「大丈夫だよ! 何かあったら私が守るから!」

明理は頼もしく私の目を真っすぐに見て言ってくれた。

ブーン!!
引っ越しトラックが着いた。

ガチャ、バタン。
後ろからついて来たワゴン車から翔也が降りてきた。
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