青春しようぜッ!!
ガラッ。

隣で窓の音が聞こえた。

「俺の彼女困らせんじゃねぇよ」

タンッ!
勢い良く私の部屋に飛び込む翔也。

「またお前か　菜々、下がってろよ　･･･今俺の彼女って言わなかったか？」

「だったら何？」

和志は目を丸くさせ、イマイチ状況を掴めずにいた。

「和志ごめんね　実は私、翔也と寄り戻ったの」

和志はガクッと肩を落とした。

「そうだったんだ･･･　寄りが戻ったんならよかった　なんかこの間の菜々様子がおかしかったしここ最近元気なかったから心配してたんだ。仲直りしたなら良かった。俺がいたから今まで寄り戻せなかった？」

「和志のせいじゃないよ　それに和志と付き合って後悔はしてないし和志のことはこれからも大事な人には変わりないよ」

和志は笑顔で“おめでとう”って言ってくれた。
いろいろあったけれど翔也とまた付き合うことが出来た。

「本当にありがとう　私、和志のことは好きだよ　これからも仲良くしてね」

「感謝するのはこっちのほうだし　　菜々と出会えて毎日が楽しかったよ　また会ってくれる？　友達としてさ」

「もちろん！　和志とは仲良しの友達でいたいし♪　良いよね翔也」

「俺が彼氏ってこと忘れるなよ」

翔也は顔を真っ赤にさせていた。
少し嫉妬しているようにも見えた。

< 120 / 211 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop