青春しようぜッ!!
放課後。
時刻は4時をまわっていた。

教室では残って文化祭の準備をしている人達が何人かいた。
私は残ってシンデレラの衣装を作っていた。
ドレスは出来ていたんだけど、つぎはぎの服はまだ出来ていなかった。

「菜々、帰るぞ」

翔也が迎えに来た。
待ってもらう訳には行かないしな・・・。

「ゴメンっ! まだ衣装できてないやつがあって帰れないんだ 明日は一緒に帰るから」

ゴメンのポーズをひたすらとる私。
目をつぶったまま謝っていると私の頭に感触が伝わった。

「何時に終わる? ここで待ってるから」

「5時くらいかな・・・ 待ってくれるの?」

「最近暗くなってきたし、夜道を1人で歩かすわけにはいかねーだろ」

裁縫をしている私の席の前に座って待っててくれた。


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