青春しようぜッ!!
「出来た! 見てどうかな?」

完成した服を自分の体に合わせ翔也に聞いてみた。

「良いじゃん ドレスも似合うけどそれも似合うな」

「よかったー♪ 一生懸命やったかいがあったよー ・・・あれっ!? みんなは?」

ふと教室を見渡すと私と翔也だけだった。

「みんなもうとっくに帰ったよ そろそろ俺達も帰ろう」

「うん・・・ごめんね遅くなって つい夢中になって」


「大丈夫だって 待ったのは俺の意志だから気にすんな」

校門を抜けて歩きながら家へと帰っていった。

「俺本当はホストなんてやるつもりなかったんだ 菜々にホスト姿見せたくないし」

翔也は俯き顔で急に歩いてる足を止めた。
翔也のホストかぁ・・・。


考えてみたら他の女子生徒もホスト姿を見ることになる。
ホストっていえば女の人にお酒ついで貢がせる仕事だったはず。

たとえ現実でやらないとしてもそんな姿みたら失望しちゃうかも・・・。


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