青春しようぜッ!!
「おはよう、菜々」

一段と髪の毛のうねりが強くなっていた翔也。
ホントにどっかの雑誌のメンズモデルみたい。

「おはよう、翔也」



「・・・・・・菜々?」

ヤバッ、かっこよすぎで見とれちゃった。
自分の彼氏なのに。


「ごめんごめん、早く行こっ!」

「菜々」

歩き出そうとした時、翔也は私の右手を掴んだ。

「こうしないと離れるだろ? ほら行くぞ」

翔也のばかっ!
朝から恥ずかしくなるよー!


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