青春しようぜッ!!

ガチャ、バタン。


「ただいま〜」


「おかえりー　引っ越しの手伝いどうだった？　翔也君なんか変わってた？」

お母さんがくどく聞いて来た･･･。

「外見だけね　あとはなんも変わんない　逆にビックリしちゃった　もっと今どきのチャラい感じかなって思ってたけど全然」


「そう、また今度長澤さん家に煮物でもあげようかしら」


もうお母さんたらホントに近所付き合いが好きなんだから。

お母さんをそっちのけに２階へ上がるとちょうど翔也から電話が掛かってきた。


「も、もしもしっ！」


「相変わらずだなぁ　菜々変わってなくて安心した」


「でも翔也も変わってないよ中身は」


「中身はかよ　まあそれは良いとして菜々、なんで俺があの日告白を断ったのか話すよ」


そういえばまだ聞いてなかった。
今すごく顔真っ赤だ･･･。

「う、うん」