青春しようぜッ!!
俺は長澤を睨みながら近寄った。



「一日だけ橋本とデートしたい それが約束できるのならキスシーンは無しにしてやるよ」

俺ってこんな手段選ばない奴だったっけな。
もう汚くてもなんでもいい。
最低な奴になったって構わない。

「お前、汚ねぇぞ 菜々に絶対近づくな」

橋本を後ろにまわし、守りの体制に入っている長澤。


「じゃあキスシーンは決定的だな それでもいいんならデートはしないよ」


女に困らなかった俺が今たった1人の女の為に見栄張ってる。
なんかダセェな俺・・・。

「ちょっと待って! 私、川島クンとキスシーンするなんて聞いてないよ! デートもするつもりはないし」


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