青春しようぜッ!!

★菜々side★

「これで全部話した。もう橋本のことなんてなんとも思ってねーよ。馬鹿馬鹿しい」

川島クンはどこか寂しそうな顔をしていた。

「馬鹿馬鹿しいなんて言わないで　川島クンの気持ちに気付いてあげられなかった私も悪かったの　ごめんなさい」

思わず椅子から立ち上がり川島クンに向かって謝った。


「なんで橋本が謝るんだよ　橋本は悪いことしてないんだし　とにかく俺はお前に気持ちは伝えたつもりだから　もうお前らの邪魔はしねーよ　じゃな」

そう言って川島クンは肩掛けカバンを肩に掛けて教室を去って行った。