青春しようぜッ!!
「菜々」

隣に座っていた翔也が急に話し掛ける。
私は翔也のほうに顔を向けて何?と首を傾げる。


「いろいろあったけど俺、菜々とまた一緒になれて良かった 遠野には悪いことしたって自分でも思ってる だからこそ菜々を幸せにしたいんだ」

真剣な目をしながらまっすぐに私を見つめる翔也。
私の心臓はドキドキとバクバクでいっぱいだった。

「私もいろいろあったけど翔也とこうやって一緒にいられてすごく嬉しい 前は自分が嫌になることだってあった でも和志がいてくれたおかげで翔也とまた付き合うことが出来たの だから和志と付き合って後悔はしてないし翔也とまた恋人でいられて今はすごく幸せだよ」


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