青春しようぜッ!!
優加は私の隣に来て耳元でこう言った。


「早く何かしないと本当に長澤君奪うから 覚悟してて」

血の気が引いたように鳥肌がたった。
優加は本当に悪女と化していた。

翔也を好きな気持ちは誰にも負けない。
それは優加も同じ。
でも怖くて優加に何も言えなかった。
このままじゃ翔也と一緒にいられなくなる。

そう思っていたけどやっぱり私の口からは何も言えなかった。


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