青春しようぜッ!!
私は家に帰って自分の部屋で考えた。
本当に私が翔也の彼女でいいのかな・・・。
私よりもっと相応しい子がいっぱいいるんじゃないのかな。

「菜々、何ぼーっとしてんだよ」

気づくと窓の向こうから翔也が声をかけていた。

「翔也、ちょっとね でもなんでもないから大丈夫」

机の上で俯いていると物音がした。

タンッ。
起き上がると目の前には翔也が立っていて窓からジャンプして来ていた。

「翔也なんでっ!?」

翔也の表情が険しくなる。
そして私の顎をクイッと右手で上げて、

「それはなんでもないの顔じゃねーよ 俺に話したいことあるんじゃなかったっけ」


そうだった!


「優加のことなんだけど・・・」

そして全てをようやく話すことができた。


全てを・・・。


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