青春しようぜッ!!
「最初はね断ったんだ 裕太はずっと幼なじみとして見てたから・・・」


明理は顔を俯きさせながら言った。


「じゃあどうして付き合うことにしたの?」

明理は足を止めた。
・・・・・・しばらく沈黙が続いた。


「裕太言ってもいい?」


まっすぐな瞳で裕太を見る明理に裕太は首を縦に振った。


「私ね昔、クラスメイトの女子にイジメられてたんだ それが原因で不登校になっちゃって でも裕太が毎日家に来てくれてだんだん学校に行けるようになったの その時は裕太のこと好きだったんだけど」


明理はいつのまにか涙を流しながら話していた。

明理の肩を抱き寄せながら裕太が話し始めた。

「そんなことクラスの女子に知られたらまたイジメられると思って好きって言えなかったんだ それが今になって蘇ってきて俺と付き合っちゃダメだと思ったんだよ」


< 66 / 211 >

この作品をシェア

pagetop