青春しようぜッ!!
「菜々大丈夫!?」

明理は持っていたタオルを私に掛けてくれた。


「明理・・・、スッゴく怖かったぁ・・・」


明理に抱き着いて思いっ切り泣いた。
泣くことしかできなかった・・・。


「とりあえず手当てしないと 早く菜々ん家行こう」


翔也は心配しながら私をおんぶしてくれた。

抵抗はできなかった。
出来る力は残っていなかったから。


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