青春しようぜッ!!

奪取

次の日。

私は優加にまた狙われないように4人で学校に登校していた。

「佐々木いないみたいだね」

裕太が忍者のように見張る。

「もう裕太そんなにしなくて大丈夫だよ」

私はつい笑ってしまった。

「俺は菜々の為にやってるんだぞッ!」

明理が一発腹を殴る。

「ふざけない! 真面目にしなさい」

なんかもう夫婦みたい笑っ
って笑ってる場合じゃない!


「みんな遅刻するよ! 早く行こう!」

私は慌ててみんなに声をかける。

「「ヤッバ!」」


3人は声を揃えて言った。
そして翔也は私の手を握って走った。


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