青春しようぜッ!!

「私も同じだよ　別れた彼氏を忘れるために明理に誘われてきたんだ」

和志君は驚いた顔で私を見た。

「偶然だね　もしかして俺達、気が合うのかも」

笑顔で言った和志君はかっこよかった。
もしかして偶然じゃないのかも･･･。
しばらく沈黙が続いていた。


「あのね」
「あのさ」

声が重なった瞬間、２人の顔は真っ赤になった。

「また会えない？　俺、菜々ちゃんともっと話がしたい」

「私も、和志君ともっと話したいって思ってたの」

「じゃあ決まり！　着替えてあそこの海の家で待っててくれる？　後でメアド交換しよう」


小さく頷いて明理と裕太の下へ帰った。

２人はもう着替えていた。
明理は顔をにやつかせ待っていた。

「お帰りぃ～♪　どうだったぁ？」

「今度また会おうって事になってメアド交換するから向こうの海の家で待っててだって」

「良かったじゃん！　早く着替えておいでよ！」

明理に服を渡され更衣室で着替えを済ませて海の家で待っていると･･･。

「ゴメン！！　待った？」

和志君が走ってきてくれた。

「ううん　今来たとこだよ」

「なら良かった！　じゃあ交換しよっか」