青春しようぜッ!!
「ここはね、こことここを見れば解けるよ」


優しく教えてあげると和志は嬉しそうな顔で


「そっか! 菜々ありがとう」


そしてまた勉強をし始めた。

窓を見ると翔也と優加が揉めているように見えた。

それをじっと見てると和志が私の顔の前に来た。

「菜々どこ見てるの?」


和志は私の見てるほうを見た。

「もしかしてあれが菜々の元彼?」

目を下に向けて小さく頷くと和志は私のあごを右手で持って優しく口づけをしてくれた。

「今は俺といる 俺しか見ちゃ駄目」


和志は真剣な目でじっと私を見た。
翔也はこんなこと言ってくれなかった。
翔也と和志は違う。
今私を思ってくれてるのは和志なんだ・・・。


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