青春しようぜッ!!
「ったく、勝手にしろよ」


俺が起き上がろうとした時、優加が俺を押し倒した。

バタッ、ドサッ


「もう離さないから」


口と口が触れ合った。
混乱した俺は勢いよく優加を押し倒し起き上がった。
そして窓を見ると、菜々は俺の知らない男とキスをしていた。

初めて見た菜々のあんな顔。
俺といた時よりもイキイキとしていた。


「あっ、橋本さん新しい彼氏出来たんだぁ! 私達もあんな風になれたらいいね♪」

「そう・・・だな」

「じゃそろそろ帰っろかなぁ♪ バス停まで送ってよ」

仕方ない。
刃向かうとまた何されるかわからねぇ・・・。

「そこまでだからな」


< 94 / 211 >

この作品をシェア

pagetop