地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜
それから洗い物を済ませてリビングに戻ると麻弥流がソファーにどっかり座ってテレビを見ていた。
「麻弥流、帰らないのか?」
「んー、もう少しだけ〜」
とか何とか言って、1人になるのがイヤだから帰らないクセに。
「はぁ……! そうだ麻弥流。」
俺はあることをひらめいた。
「勉強しようか?」
ガッターーン!!
麻弥流がソファーから落ちた。
ガバッ
「お、お前なぁ入学早々勉強だぁ!?頭大丈夫かよ!!」
……なら
「僕は大丈夫だよ、ほら勉強しようよ麻弥流くん」
実はピュアな子に弱い麻弥流にはこの手が一番。
「うっ……ず、ズルいぞ!ピュアな奏を使うなんてー!!」
「ダメなの?そっかそうだよね…こんな僕となんて勉強したくなんか…」
「あーーーわかったわかったから止めろ〜!」
「じゃあ決まりな♪」
またしてもやられた……。何で俺はピュアな子に弱いんだよ〜!!