地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜


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そして何だかんだと日は過ぎて山吹祭前日〜〜

「……………」

「なに剥れてんのよ?」

「別に……。」

「奏はね、ステージに立つのが嫌なんだよねー♪」

「うるせぇ…。」

麻弥流が横から楽しそうに言った。

「まだそんなこと気にしてるの〜?」

カチン

「そんなとはなんだ、そんなとは!!」

こっちは静かに生活が送れるかの瀬戸際にいるってのにー!

「いい加減諦めなさい!もう明日なんだから!!」

「うっ……!そう言う寧々さん、あなたもステージに“立つ”側なのに随分と余裕ですね〜?」

「い、いちいち強調しなくていいわ!!」

ーーーそう、話の内容的に分かったかと思うが、これもまた運命のイタズラか、くじ引きで俺と麻弥流と寧々がステージに立つ事になった。

周りからは『何で地味な奴が2人も出るのよ!』とか『麻弥流くんはいいけど何で地味2人が歌うのよ〜!』などなどいろんなブーイングも出たが俊ちゃんが『決まったもんは仕方ない、文句を言うな!』

っと、言って決まってしまった。

「俊ちゃんは意地悪だ…。」

「あれはどう見ても面倒くさいから早めに切り上げたとしか思えない…。」

「……違いない!」



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