地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜
その時私は不思議な夢を見た。
体が浮いて蜜柑系の香りに包まれ、大好きな奏が太陽のように微笑んでいる不思議な夢を見ていた。
「…奏……。」
「っ!?」
まったく、可愛いやつだな…♪
今すぐにでも襲っちまいたいくらいだ。
俺はベッドの横に座り読書をしていたが、寧々の突然の寝言におもわず愛しいと思ってしまった。
寝ちまったのは残念だけどいいもんが聞けたから今回は我慢するか♪
なんて想いながらもつい手を出してしまう奏。
ーーちゅっ
おもわず唇にキスをした奏は改めて気づいた。
「俺って…おもわずキスしたくなるほど寧々が好きだったんだな。」
自分でもビックリだ。