地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜
「話が進まないから一旦ストップ」
「「…はい」」
へぇ〜、麻弥流やるときはちゃんとやるんだー。
「それじゃあ続けるよ。さっきも言った通り、リサは明日から俺たちが通う山吹高等学校に編入する。」
「そうなんだ、でもなんでまたこんな遅い時期に?」
「それは…」
チラッ…
ん?今、麻弥流リサちゃんを見たよね?
「もしかして聞いちゃいけなかった?ごめんねリサちゃん!!」
私はリサちゃんに頭を下げた。
「!? えっ、そんな!頭を上げてください寧々ちゃん!別に話せない訳ではないんですの。ただ……」
「ただ…?」
「私は生まれつき身体が弱くて小さい頃は外にも出られませんでしたの。だからここ最近までずっと治療を続けてましたので入学を少し延ばしたんです。」
「そっか…ごめんね、なんか空気読めてなくて。」
「そんな、気にしないでくださいな。私が勝手に身の上話を始めたんですから!」
「そう?ならお相子だね♪」
「ふふっ。そうですわね♪」